仙台は今日、とても寒いです。最高気温０度。愛煙家の皆様、なかなか辛い時期ですね。タバコ吸うのも億劫。
靴を２足買いました。特に決め事があるわけではないんですが、新年最初の買い物は靴であることが多いです。お店でやっているSUGARHILLのローファーと、BED j.w. FORDとミハラさんのスニーカー。どちらもとてもいいなと思っています。SUGARHILLのローファーは、タッセルがねじねじしてあっていいですね。僕が今高校生だったらこのローファーを選ぶ気がする。制服を着なければいけないことに対するアンチテーゼとして。革と金属のバランスも好きです。タッセルをまとめる部分に打ち込んである留め具も、ソール部分に打ち込まれた化粧釘も。彼の作る洋服にも通じますが、金属の使い方が抜群に上手だなと思います。スエットの紐に少しだけついていたり、品質表示をつけるために鋲が打ってあったり。レザージャケットもそうですね。ジッパーをどのように見せるか/隠すかは相当考えられているように感じます。そういえば金属に関してどう思っているかって聞いたことないので今度の展示会で聞いてみます。
BED j.w. FORDとミハラさんのスニーカーも最近は好んで履いています。スニーカーというものをきちんとファッションとして履き始めたのが昨年からなので、いまいち勝手が分かっていないのですが。この靴は日常に溶け込んでいるようで、よくよく考えると全然溶け込んでいないですね。常識ってなんすか？的な声が聞こえてきそうで。ミハラさんのスニーカー、ちょっと流行りすぎていて敬遠気味だったのですが、やりたいことをそのままやったらこうなりました！っていう感じがしていて、直線的で徹底的、尚且つ茶目っ気があっていいなと思います。
どうやって着たら/履いたらカッコ良くなるんだろう？と考えさせるアイテムはそれだけで価値があるように思います。1分でお洒落になることは不可能だし、ファッションに時短や効率の概念って不要なので。じっくり自分と向き合ってゆっくり学んでいくしかないです。気軽な気持ちで始めたら10年経ちました。時間、かかりすぎ。しかもまだまだ旅の途中。気がついたらどっぷりハマってしまいました。表面的な面白さを追い求めることから解放されて、より内面的な面白さに向き合うようになってからは一気にファッションが楽しくなったように思います。一生やめられないかもしれないと最近になってヒヤヒヤし始めています。嗚呼。