
またしばらく空いてしまってごめんなさい
パリから帰ってきて展示会周りも一段落し、また日常に戻ってきました。楽しかった!
先日はss27 “Lemon” Bed j.w. Ford仙台展示会にご来場いただきありがとうございました。
展示会の最中、「ブログ書かないんですか?こっそり楽しみにしています」と伝えてくれた男の子。痛いところをついてくれてありがとう。「マーケティングが〜」とか「SEO対策のために〜」とかそんなものより単純で素朴な言葉が刺さったよ 今日は君のために書くぞ
Bed j.w. FordのLap robeです。見ての通り、1店舗で取り扱ってはならないくらいの数量があります。

fw26″Roman”と題されたコレクションの中でも一際おすすめの洋服です。
最初にこれを見つけた時、慎平さんに「スカート作ったんですね!」と話しかけたら、「だってさ、冬は寒いじゃん」と返ってきました。「布でも巻いとかないと耐えられないよ」とも。僕はこの気軽さをそのまま提案したいと思ってます。
洋服におけるメンズ/ウィメンズの境界があやふやになってきていたり、社会的にジェンダーのことがより考えられ始めていたり、新宿のビルにジェンダーレストイレとかいう訳のわからないものができてすぐ無くなったり、男がスカート巻いていいの?って疑問もまだまだ根強かったり、なんか着るの憚られるような気がしたり。

イギリスを感じるSepia

格式高いスーツを感じるグレーの千鳥格子
パンクに寄りすぎないようにタータンチェックは使わないし、「メンズスカートでっす!」みたいなアイテムにありがちなテロテロの化繊でもない。スーツの文脈からもパンクの文脈からもほんの少しだけ逸脱した、とても慎重に作られた洋服。
Bed j.w. Fordが提案している”Altanative Elegance”という概念の輪郭に触れられる洋服。

膨らみのあるウールにレーヨンを混紡、ポリウレタンも少し混ざっているので微ストレッチします。
腰裏はゴムが入っているのである程度はサイズフリーです。
洋服好きあるある「4~5年前に買った最近履いてないパンツ」、皆さん思い当たるでしょ。それの上にエイっと巻いてみてください。急に履きたいパンツが増えます。(実体験)
そして柄違いのスカートを想像してください。三つとも欲しくなりますので。
正直言って、ここまで書いたとしてもこのスカートは万人に受けるアイテムではないと思っています。あくまでニッチな洋服。しかし着ている洋服が万人に受ける必要がどこにあるのでしょう。自分と、自分と似た考えを持つ人たちだけがお互いの価値観を認め合って、閉鎖的に、でも自由に感覚を共有する遊び。ニッチにはニッチなりのカッコ良さがあって、そのカッコ良さの強度は時にビックメゾンよりも強かったりする。我々は記号を見るのではなくて洋服そのものを見ていたい。

Bed j.w. Ford FW26 “Roman”よりLap robe ver.2でした。
ある種の気軽さを持って身につけてみてください!
