こんにちは、森です。
24AWから新しく取り扱いがスタートしております、Midorikawa。
【Midorikawa】Glitter nel Damage Coat
不思議な服。
鈴付き。熊よけではないらしい。
前身頃から後身頃にかけてラウンド。ラペル付き。裏地なし。でも品名はジャケットじゃなくてコート。
ボタン縫い付け部分から刺繍糸が垂れている。生地はキラキラしている。
縫製、めちゃ綺麗。裏、総パイピング。気合いの入れ方が尋常じゃない。そして気合いの入れどころが合っているかは不明。
背中部分に施されたダーツ。尋常ではない。よくよく見ると肩の付け方も普通ではない。
使い古されたような雰囲気もある。着心地もいい。歩くと鈴が鳴る。
この服に対して、言葉は無力かのように感じられる。事実のみを書くだけ。
Midorikawaの洋服はそういうものが多い。語れない。分からない。
ただ、「分からない」ということはこの上なく贅沢であり、ワクワクする。
理解できるものだけで構成された生活より、理解できないものがちょっと混じっている生活のほうがいい。
リニューアルオープンの時に関係者の子どもが沢山来ていて、「どの服が好き〜?」と聞いてみたら、Midorikawaの服を指差す子どもが多かった。嬉しかったな〜。
子どもの感性には敵わない。だけど僕もいつかまた子どもの頃の感性で洋服と接してみたい。